中途だけど、未経験の新人。
異業種からの転職だった三人。
— この記事では、中途入社の皆さんに他社と比べた際の滝川工業の魅力をお伺いしたいと思います。まずは入社のきっかけについて教えてください。
野上:私は前職で発電所関係の工事計画をやっていましたが、大きい会社ということもあり単身赴任が多かったんです。ちょうど下の子が生まれたばかりだったので、「何のために仕事をしているんだっけ?」と考えるようになり、地元でずっと働くことができる滝川工業を選びました。
長谷川:私は逆に子育てが落ち着いてきて、前職の会計事務所での経験を活かして働ける会社を探していました。会計事務所は数字を見ることがメインなので、お客様の実務とかは見えてこないんですが、滝川工業では資金繰りや支払い実務などを回せて行けたらいいなと。また会計事務所で扱っていたよりも売上規模の大きい会社だったので、そこでの実務ってどんな感じなんだろうとワクワクもありました。
丹生:私も全然業種が違うのですが、アパレル関係で女性服を扱う会社の営業兼管理という形で働いてました。アパレルの仕事も好きだったのですが、「新しいことにも挑戦してみよう」と考えて滝川工業に転職しました。完全に異業種からの挑戦ですが、仕事ってやっぱり「人対人」だと思うので、自分のやりようかなとポジティブに考えて応募しました。
「最初から最後まで」「チャレンジできる」
「大変だから伸びしろ」三者三様のやりがい。
— 現在のお仕事内容について教えてください。
野上:技術は長いスパンでひとつの案件を対応していくので、一日で終わるような仕事はあまりありません。昨日の続きで図面を書いたりなので、ルーティンみたいなものはあまりないです。始業時間に2階に集まってみんなでラジオ体操して掃除をしたら、その日の仕事がスタートします。
長谷川:みんなけっこうキビキビとラジオ体操してますよね。
野上:ひとつの仕事の流れでとしては、最初は営業の方がメインで進めてくださるのですが、案件が具体的になってくると技術もお客様先に伺って直接お話をします。技術的なお問い合わせなどは、直接の方が伝わりやすかったりしますしね。
長谷川:経理は基本的には3人のメンバーで回しています。簿記の仕事は下の子たちがやってくれるようになったので、私はお金の管理や資金繰り、資産運用など、お金の面で滝川工業全体を見る立場にいます。社長からの特命で動くこともあります。
丹生:私は東京営業所で関東地区と東北地区のお客様を担当しています。お客様からは既存の設備をどう改良していくかという相談が多いですね。お客様から伺った要望を持ち帰り、技術に相談するという流れです。
— お仕事のやりがいは、どのようなところにありますか?
野上:最初から最後までやれるところですね。図面だけで終わらず、組み立てて試運転して、お客様のところで動くまでを見ることが出来る。色々山あり谷ありでも、お客様と「無事に終わってよかったですね」と終わる頃にはにこやか話が出来たりなんかすると、やっぱり嬉しいもんです。そんな感じですかね?丹生さん!私は丹生さんと仕事をする機会がけっこう多くて(笑)。いろいろご迷惑をおかけしてるんですけど。
丹生:いやいや!こちらこそ、おんぶに抱っこで(笑)。
野上:前職では、技術職はお客さんとのやりとりは殆どなく、図面を書くだけでした。直接お客様先に伺って、対話しながら案件を推進できる。そこが面白いところですね。
長谷川:私は経理として入社後、正直ドキドキしながら決算書を開くと、驚くほどの自己資本比率だったので、入社してよかったなと改めて思いました(笑)。資金に余裕があると色々なところに投資などチャレンジできるので、これからの成長にも期待ができます。
また社長の特命での案件などもありますので、そういったところにチャレンジできるのもやりがいを感じています。単に簿記や決算業務に留まらずに、幅広く関わらせてもらっているので楽しいですし、ありがたいですね。
丹生:「大変なのがやりがい」と言いますか。鉄の業界は、世間的にはすごくマイナーです。これだけ検索で何でも分かる現代なのに、製鉄関係の事となるとネット検索でもあまり出てこなかったりする。つまり、調べても簡単には分からないから大変なんです(笑)。
分からないことは技術の人に電話して説明してもらったりすると、案外簡単に分かったりする。まだまだ一人前としては足りないとも思います。でも、それって「伸びしろがある」という事でもあると思うんで、そこはすごくやりがいがありますね。
— 入社してみて驚いたことがあれば教えてください。
野上:変化のスピードが早いと感じています。入って5年くらいなのですが、すごい勢いで会社が変わっているなという印象があります。建屋も新しくなり、新しい社長になって雰囲気も変わりました。私が面接を受けた時は、まだこの建屋はなく建設中の状態でした。毎日仕事しているうちに新しい建屋がどんどん出来てきて。他にも細かいところだと、夏に熱中症にならないように冷蔵庫を配置していただいたり。良い方向に変わっているなと思っています。
長谷川:野上さんの話の続きで言うと、最近オフィスグリコがBCP対策(※)の一環で導入されたんですが、休憩の時になどにお菓子をひとつ買ったりして息抜きをしています。
丹生:いい環境になった分、成果を出さなきゃとも思いますね。
※BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。
やさしい、たのしい、恩返し。
成長を支え合うのが「滝川工業スタイル」。
— 他の会社も経験している皆さんが感じる「滝川工業の魅力」って、何でしょう?
野上:製鉄業界って一般的には決してメジャーじゃないので、知らない人がほとんどかもしれませんが、滝川工業は「結束機」という鉄の製品を結束する機械の国内シェアは8割以上という強みがある。また、創業80年ほどの歴史もあるので、実は知る人ぞ知る会社だと思っています。また、技術は特に照れ屋さんが多いですが、打ち解けると本当にみんな優しい。そんな感じで、良い人が多い会社だと思いますね。同じ時期に入った若手の子たちからも刺激をもらっています。
長谷川:先ほど話しましたが「安定性は抜群」かなと思っています(笑)。そのうえ自由にいろいろ挑戦させてもらっているので、毎日ひたすら仕事が楽しいです。また、野上さんが言われた通り、頼れる先輩であったりいい後輩たちばかりなので、すごく働きやすいなと思っています。私も頼れる存在になれるよう、総務として働きやすい環境づくりを実現させていきます!
丹生:僕は東京にいて、本社のある関西とは距離がありますが、皆さんの人当たりの良さを凄く感じます。また、お客様に対して技術の方々も丁寧に対応してくださるので、営業としてもやりやすいですね。技術の人から教わることも沢山あったので、自分がもっと中心を担えるようになっていって、お世話になった皆さんに恩返ししていきたいですね。いつも助けてもらってばかりなので。
—社員の皆さんの人となりや関係性が伺えるお話しでした。何より皆さんが、それぞれに学びながら、成長し、それを支え合っているのが素敵だなと、素直に思いました。今日は貴重なお話しをありがとうございました!