代表メッセージTop Message

100周年を見据え、変わりつづける

1943年、兵庫県加古川の地で私たちは工場の建設・操業補助事業を行う企業として創業しました。その後、製缶組立・工作機械を用い た機械加工・設備の設計と、技術分野を徐々に広め、現在では設備導入において、設計から操業開始まで一貫して担当できるエンジニ アリング技術を備え、お客様である製造業各社を支えております。

加古川市別府町出身の私は、大手化学品メーカーで中国工場の立ち上げに関わったのち家業であった当社に入社しました。 2020年社長就任から労働条件の適正化、加古川市とのつながりの強化、グループ内の連携強化など前職で工場をゼロから立ち上げた経 験を生かした組織改善に取り組んでまいりました。

私たち滝川工業は、設計から設備立ち上げまでを一貫して行える点が最大の強みです。日本にはいくつかの巨大プラントエンジニアリング会社が存在しますが、私たちはいわばその凝縮版。中小企業でこうした業態をとっているのは大変ユニークだと自負していま す。お客様の設備をお任せいただくわけですから、お客様のご要望には最大限応えようとする文化が根付いています。ニーズを正しく 汲み取るための高いコミュニケーション能力をもったエンジニアが、お客様のもとに直接伺ってヒアリング段階から関わることも、私たちならではのスタイルです。

今後、私たちは海外市場を見据えます。製鉄分野はこれまで通り国内のお客様を重点的にサポートしながらも、食品やその他の分野に おいては積極的に海外進出を目指してまいります。また、海外で高い競争力を持つためにも、一層の技術力向上に取り組みます。そのためにも、従業員の教育育成などの体制づくりが重要だと考えています。

また私たちは太陽光発電によって加古川本社工場の1/3の電力をまかなう一方、地元の社会貢献団体に所属し可能な限りの社会奉仕にも 取り組んでいます。企業の社会的価値への関心が高まる昨今、事業拡大と同様にその環境負荷低減も取り組むべきことの一つと認識しています。

創業から半世紀以上を数える老舗企業でもある私たちですが、100周年を見据え、変化する時代に適応しながら私たちもまた変わりつづけていきます。

取締役社長瀧川 松平

取締役社長 瀧川 松平